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夜、子どもを寝かせたあとに、ぼーっと天井を見ることがあります。
疲れているのに眠れない。頭の中で数字がぐるぐるする。来月の光熱費、食費、学校の集金。足りるかどうか計算しても、どうにもならない夜。
子育てがつらいんじゃなくて、お金が不安なんです。でも、それが混ざり合って、昼間の自分がイライラする。子どもに当たってしまって、また自己嫌悪する。
この繰り返し。
イライラしているのは、あなたが弱いんじゃない
お金がない状態で子育てをしていると、普通の会話でも余裕がなくなります。
「今日どこか連れて行って」「これ買って」という子どもの言葉に、ちくっとする。笑顔で返せないことが続いて、「母親として最低だ」と思う夜がある。
でも、それはあなたが弱いのではなく、状況がきつすぎるんです。
人は余裕がなくなると、小さなことにもびくっとするようになります。「なんとかなる」という感覚が薄れると、些細なことがやけに怖く感じられる。怖いからイライラする。当たり前です。
むしろ、そんな状況でも子どもを寝かせて、ご飯を作って、一日を回している。それは、かなりしんどいことをやっているということです。
誰にも言えないまま、ひとりでぐるぐるしてしまう
お金の不安だけでも十分つらいのに、子育てが加わると「逃げ場がない」状態になります。
仕事のイライラなら、帰宅すれば切り替えられます。でも育児は24時間続く。経済的なプレッシャーも24時間続く。両方が重なると、休める時間がどこにもない。
それに、子育て中はお金のことを誰かに相談しにくい。「こんなに余裕がない」と言うことへの恥ずかしさや、周りと比べてしまう気持ちがある。
一人で抱えて、一人でぐるぐるする。
SNSを見ると「子どもと充実した休日」の写真が流れてきて、もっと気持ちが沈む。夜のスマホ検索は、答えを探しているというより、「同じような人はいないか」と探しているのかもしれません。
いますよ。たくさん。
「またやってしまった」と責めなくていい、と思った話

問題がすぐ解決するわけじゃないし、そう書いたら嘘になります。
でも、考え方の重心を少し変えると、同じ状況でも夜の苦しさが和らぐことがあります。 「イライラしている自分」を責めるのを、少しだけやめてみる
子どもに当たってしまった翌朝、「またやってしまった」と落ち込むことがあると思います。でも、その感覚自体が「ちゃんとしたい」という気持ちの表れです。全然どうでもよければ、落ち込まない。
責めるエネルギーを、今夜少しだけ自分に向けるのをやめるだけでいい。
お金の不安は「情報不足」のこともある
漠然とした不安は、数字を出すと少し形が見えやすくなります。月にいくら足りないのか、今の状態がいつまで続くのか。把握するだけで「わからない怖さ」が少し薄まることがあります。
もし本当に家計が追い詰められているなら、自治体の無料相談窓口(生活相談、フードバンク、家計相談など)に相談できます。使うことへの後ろめたさを感じる必要はありません。制度は使うためにあります。※窓口は各市区町村によって異なります。まずはお住まいの市区町村の公式サイトか、よりそいホットライン(0120-279-338)への問い合わせを検討してみてください。
「今すぐ何かを変えなければ」という焦りは、いったん置く
夜中に「このままではいけない」と焦ると、判断が荒くなります。怪しいビジネスや即効性をうたった情報に引っかかりやすくなるのも、焦りがあるときです。
焦りは売る側の言葉です。今夜は、焦らなくていい。
家でできる仕事、本当にあるのかな
気になるなら、続きを読んでみてください。
在宅で稼ぐ、という話は山ほど出回っています。でも怪しいものも多くて、何が安全なのかわからなくなる。それでまた不安になる。その繰り返し、してしまいますよね。
実際のところ、家でできる仕事はあります。ただ、「今すぐ数千円が必要」なのか、「半年後に安定した収入が欲しい」なのかで、向いているものがかなり違います。
単発の作業(データ入力や軽いライティングなど)は始めやすいですが、量をこなさないと収入がそれほど伸びません。一方で、デザインやAIを使ったスキル系は学ぶ時間が必要ですが、時間あたりの単価が上がりやすく、長く続けられる。
どちらが正解かは、状況次第です。
「在宅」「副業」「スクール」でいろいろ調べて迷っているなら、まず選び方だけ知っておくと、ずいぶん違います。30代後半から在宅ワークを始めた記録という記事で、40代から始めた場合の現実的な話をまとめています。よかったら読んでみてください。
今から学ぶのって、正直しんどくないですか
子育て中に新しいことを学ぶ、というのはハードルが高く感じます。
時間がない、お金がない、自信がない。三重苦です。
「今さら始めても遅い」「私には無理だ」という気持ちも、よくわかります。でも、そう感じるのはあなたが諦めっぽいのではなく、余裕がない状態で考えているからです。余裕がゼロのときの「無理」という判断は、かなり悲観的な方向に振れやすい。
でも、知り合いに聞いたり、ネットで調べたりしていると、「育児が少し落ち着いた隙間時間に、少しずつ動画を見てスキルを身につけた」という人は実際にいます。週に数時間、数ヶ月かけて、少しずつ。
完璧に整った環境が来るのを待っていると、ずっと動けないこともあります。「子どもが手を離れてから」は、思っているより遠い先のことかもしれません。
一方で、「今は本当に無理な時期」というのも確かにあります。
下の子が夜泣き真っ最中、体調が続かない、精神的にいっぱいいっぱい。そういうときに無理に始めなくていい。落ち着いてからでも遅くはありません。
「今すぐやらなきゃ」は、サービスを売る側の言葉です。あなたのペースで考えていい。
「どんな選択肢があるか」だけ見てみた
少し余裕が出てきたタイミングで、「どんな選択肢があるか」だけでも眺めてみることはできます。
Webデザインやバナー制作は、独学でも始められます。ただ、時間がかかる分野でもあります。最近は、デザインとあわせてAIの使い方も学べるスクールが出てきていて、「一人でゼロから学ぶより続けやすかった」という声も聞きます。
費用が気になりますよね。無料で始められるものから、数万円のものまで幅があります。分割払いに対応しているところも増えています。
まず「どんな選択肢があるか」だけ見てみたい、という段階でも大丈夫です。
今夜はこれだけ、持って帰ってほしい
お金がなくて子育てのイライラが止まらない夜は、あなたの心が弱いのではなく、状況がきつすぎるからです。
そのイライラは、ちゃんとしたい気持ちの裏返しです。
今すぐ何かを変えなくていいし、焦らなくていい。でも、もし少しだけ気持ちが動いたなら、選択肢を眺めるだけでも意味があります。
深夜に一人で抱えているあなたに、同じような状況から少しずつ動いている人がいることを伝えたくて、この記事を書きました。
その人たちが特別だったわけではありません。ただ、余裕がゼロのときに「選択肢を眺めるだけなら」と動いた。その一歩だけです。


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