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授乳と授乳のあいだ、ふっと時間が空いた。
赤ちゃんはまだ眠っている。洗い物は後でいい。スマホを手に取って、気づいたら「育休中 副業」と打ち込んでいた。育休前の収入がまるごと止まったわけじゃないけれど、毎月の支出を見るたびに、じわじわ不安になる。
「何かしたい。でも、本当にいいのかな?」
バレたら困る、いくらまでならいいのか、そもそも赤ちゃんがいてできるのか。あなたに向けて書きました。
育休中の副業って、していいの?

はっきり「禁止」と法律で決まっているわけではありません。ただ、注意が必要なことが2つあります(※2026年6月時点の一般的な考え方です)。
1つ目は、就業規則の確認です。
会社によっては「副業禁止」や「会社の許可が必要」と定めているところがあります。育休中でも就業規則の適用は続くことが多いため、まず自分の会社の規定を確認するのが先です。「みんなやってるから大丈夫」は危険な判断で、規定が明確でない場合は総務や人事に問い合わせるのが確実です。
2つ目は、育児休業給付金との関係です。
育休中は雇用保険から育児休業給付金が支給されます。この給付金には、「就労日数が一定以上になると支給が減額または停止になる可能性がある」という条件がついています(ハローワークの規定による)。就労日数の上限は原則として月10日以下または月80時間以下(※2026年6月時点・給付金の規定による)というのが一般的な考え方ですが、細かな条件は変わる場合があります。必ず最新の規定を自分で確認してください。
「何かしてみたい」という気持ちを大切にしつつ、まず自分の立場から確かめる。その順番が大事です。
「バレないように」より大事なことがある
「バレないようにしたい」という気持ち、正直とてもよくわかります。
でも「バレないライン」を探すより、「何が問題になりうるか」を知った上で動く方が、結果的に安全です。
副業の収入が20万円を超えた場合、確定申告が必要になることが多いといわれています(※2026年6月時点・所得の種類や状況によって異なるため、詳細は税務署や税理士に確認を)。また、住民税の納付方法によっては会社に収入が把握されることもあります。「バレないようにする方法」より「適切に申告する方法」を調べる方が、ずっと安心です。
法律やお金のことは、ネット記事だけで判断せず、公的な窓口(ハローワーク・税務署・社会保険労務士など)に相談するのが一番確実です。
それでも始めようと思った、その気持ちのこと
「大変そう」「リスクがある」と書いてきましたが、育休中に何か始める人は実際に増えています。
理由は単純で、育休という期間は「まとまって学べる最後のチャンス」になりやすいからです。
復帰後はどうなるか。フルタイムで働きながら、夜中の授乳が残っていて、保育園のお迎えに間に合わせて、翌朝また出かける。そういう生活の中で「新しいことを学ぶ時間を作る」のは、育休中の今より難しくなることがほとんどです。
だから「育休中に少し学んでおく」という選択をする人が出てくる。それは決して間違っていないと思います。
ただし、前提として赤ちゃんとの時間を最優先にできる状況であること。それが大前提です。
育休中でも続けられそうな仕事って、どんなもの?

そう思いながら選択肢を探すとき、まず大事なのは「育休中の時間は不規則だ」という前提です。
昨日は2時間まとまって使えたのに今日は15分も取れない、ということが普通に起きます。「月30万円稼げる」「スキマ時間だけでOK」みたいな話は、ここでは書きません。在宅で始めやすいのはスキルを使う仕事です。ライティング(記事を書く仕事)、データ入力、画像やデザインの制作、SNS運用のサポートなど、パソコンと通信環境があれば自分のペースで進められる仕事は多くあります。クラウドソーシングのサービスを使えば、仕事の受け方・進め方・請求のやり方まで一通り試すことができます。
ただ、最初から「稼ぐ」を目標にすると、焦りが出てうまくいきにくいです。最初は「やり方を覚える」くらいの気持ちの方が、長く続きます。
中でも「デザインや画像の仕事はセンスがないとダメ」と思ってためらっている人に、少し知ってほしいことがあります。
文章を入力するとデザインの下敷きを作ってくれるAIツールがあって、デザイン未経験の人がそこから始めているケースが増えています。テンプレートをAIが提案してくれるので、「まず形にしてみる」までのハードルが、以前とはずいぶん変わりました。AIが主役なのではなく、「面倒な部分を代わりにやってくれる道具」くらいの位置づけで使うと、気持ちが楽です。
そしてもう一つ。収入より先に「スキルを身につける」と考えると、判断が変わります。
育休中にできることには限りがあります。だから「今すぐ稼ぐ手段を探す」より「復帰後も続けられるスキルを今のうちに少し積む」と考えた方が、結果的に早く動けることが多いです。在宅で月3〜5万円を継続している人を見ると、最初から稼いでいたわけじゃない。、少し学んだ時期を経て仕事が来るようになった、というパターンが多いです。
復帰後のことまで考えたら、選ぶものが変わった
育休が終わって職場に戻ると、副業のための時間はぐっと少なくなります。
だからこそ選ぶべきは「忙しくなっても続けられる仕事」です。
納期が短すぎる仕事、毎日必ずやらないといけない仕事、クライアントとのやりとりが多い仕事は、ワンオペ育児に近い状況が続く中では厳しくなりやすいです。
逆に、自分のペースで進められる、締め切りに余裕がある、スキマ時間を積み上げて完成させられる仕事は、育休明けでも続きやすいです。
デザインや画像制作の仕事は、1案件ごとに完結するものが多く、「今週は忙しかったから先週分で止まってる」が許されやすいです。続けている人の話を聞くと、「毎日やらなくていい」という点が長く続けられた理由として挙がることが多いです。
学ぶとしたら「一度身についたら使い続けられるスキル」を選ぶ。それが、育休中から始める意味を大きくします。
始めない方がいい時期も、ある
ここまで「始めてみよう」という方向で書いてきましたが、向いていない状況も正直に書きます。
今は始めない方がいいかもしれない人。
- 授乳や夜泣きがまだ落ち着いていなくて、自分の睡眠が全然取れていない
- 「副業のために」赤ちゃんと過ごす時間を削ることに罪悪感がある
- パートナーのサポートがほぼなく、育児・家事がひとりにかかっている
こういう状況にある場合、無理に始めると収益より先に体が参ります。育休明けに落ち着いてから学び始めても、遅くはありません。半年後・1年後に動けた方が、結果ははるかに良くなります。
「今じゃないな」と感じたなら、今は読んで「情報を持っておく」だけで十分です。
少しだけ気になったなら、まず選択肢を見てみる
育休中に何かしたいと思った、その気持ちで十分です。
すぐに動かなくていいし、全部決めなくていい。まずどんなスクールや始め方があるのかを眺めてみるだけでも、頭の中が少し整理されます。
在宅で学べる選択肢をまとめているので、参考にしてみてください。


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